エアコン室外機のバルブの操作方法

室外機の弁操作やガスの解放(エアコン編)

ポイントはホースの外し方!
このページではエアコン(クーラー)取り付け時のバルブの開け方やタスコのTA166ZA(ピンク色)の操作方法について紹介しています。エアコンの据付に関する技術でバルブの開け方は重要です。どういう方法で操作すれば失敗なく出来るのかをまとめてみましたので参考にしてください。

真空圧力を確認!

まずは真空ゲージの圧力を確認しましょう。
圧力としては、-0.1MPa(-760mmHg)です。

バルブの開放!

バルブの開け方

真空圧力確認が出来たら、バルブ(弁)を開けます。

☆注意☆バルブを開ける前に真空ゲージ横のバルブを閉めましょう!そうしないと真空ゲージの針が振り切ってしまい潰れてしまいます。
まず左の写真の赤丸2つの六角ナットを緩めます。
中にバルブを操作できる穴があるので、大体は4㎜なので4㎜の六角レンチを使い2分の液管側から開けます。
雑談ですが、昔の色々な室外機ではモンキーでバルブを操作する物もあります。現在で大きいエアコンになるとマイナスドライバーで操作する物もあります。
この操作をしたらサービスポートに接続しているチャージホースは外してもかまいません。シューっとガスが出る音がするので素早く取り外します。
中の冷媒(ガス)が循環してきてサービスポートまで来ているので外からの空気が入りませんので。(ガスの圧力>大気圧)
2分の液管バルブを全開にしたら、3分のガス管バルブも全開にしてください。
両方全開を確認したら、バルブとサービスポートの六角ナットを元通りに締め付けてください。
後は保護カバーを取り付けて、電源が入っているのを確認したら試運転をしましょう。
試運転をする際、季節によって冷房、暖房の運転の方法があります。
冷房運転時はしばらく経てばドレンホースからドレンが排出され、確認できますが、暖房運転時は確認ができません。暖房運転時は室外機から水が出てきますが、なかなか出て来ないと思います。それは空気中の湿気が少ないからです。(空気が乾燥していますので。)
背板を水平に取り付けているので大丈夫とは思いますが、念のためにドレン排出(勾配の確認)の確認をしましょう。
室内機前面カバーを開けフィルターを外し、銀色のフィンへやかんなどで水をかけてドレンの排出確認をします。
ドレンが排出されていれば問題なしです。
ドレンが出なければ勾配(水平)を確認しましょう。

タスコTA166ZA(ピンク色)を使ったバルブ操作方法

☆タスコのTA166ZA(ピンク色)の操作方法☆

~エアコン据え付け時の真空引き方法のページ~で使用したデジタル真空ゲージTA123DZも使用しています。
タスコのTA166ZA(ピンク色)は真空状態でバルブの開閉操作が出来るので、大気にガスを放出する事が無く、環境にとても優しいチャージバルブです。
操作方法は、真空引きと真空圧確認後、TA166ZA(ピンク色)のバルブを閉にして、液管(細い方)のバルブを開けます。
そうすると配管内にガスが充填されるので、TA166ZA(ピンク色)を取り外します。
その後、ガス管(太い方)のバルブも全開にしましょう。

フレアナット締め付けトルク!

ガス側:3分(配管径9.5mm)32.7~39.9N・m(333~407kgf・cm)
液側:2分(配管径6.4mm)14.2~17.2N・m(144~175kgf・cm)
「弁蓋(バルブ)」ガス側:3分(配管径9.5mm)、液側:2分(配管径6.4mm)共に、21.6~27.4N・m(220~280kgf・cm)
「サービスポート」10.8~14.7N・m(110~150kgf・cm)

~インフォメーション~

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