壁の材質でコアドリルの種類を使い分ける!
ポイントはコアドリルの使い方!
このページでは標準のエアコン・クーラー取り付け時壁にコア穴を開ける方法について紹介しています。取り付け配管サイズは2分3分。エアコンの据付に関する技術で壁に穴を開ける方法は重要なポイントです。どうすれば上手く壁に穴を開けれるのかをまとめてみましたので参考にしてください。(※標準とは室内機の真裏に室外機がある事です。)
穴を開ける中心や下端を知る!
このページではエアコン・クーラーの取り付け方のページを参考にして穴を開けます。
背板に穴の中心寸法が表示されているならば、その穴の中心を5mm上に。表示されていなければ室内機外寸下端よりも5mm上に穴の下端を合わせます。
この位置ならば取り付けた時に穴が見えません。あまり穴の位置を上にし過ぎるとドレンが排水されなくなるので気を付けてください。
穴を開ける!
穴を開ける注意点は、左の図のように赤線の場所を気を付けます。
赤線の場所には下地の間柱(縦線)と筋交い(斜線)が入っていますので。
間柱は約450mm間隔で入っており、筋交いは方向(斜線)が逆に入っている場合があります。
ここで使用するのが電動ドリルとコアドリル65Фです。
鉛筆で穴を開ける中心に印と下端に横線を付けます。そして電動ドリルにコアドリル65Фを装着します。
振動ドリルは回転と振動が選べるので「回転」を使用します。
まずコアドリルの芯棒を壁へ当てがい、水平を確認しながら開けます。
この時注意するのは、芯棒が差し込まれる時に石膏ボードや薄いベニヤ板ならすぐ突き刺さります、厚めの板(コンパネ)ならば少し時間を要します、突き刺さったら一気に奥に入るので注意してください。新品のコアドリルならばすぐ開きますよ。
固い物などにコアが当たった場合は腕をしゃくられそうになるので、しっかりとドリル本体を持っていましょう。
そしてそのまま押し当てて穴(65Ф)を開けます。穴を開ける時に切り粉が出ますので掃除機や梱包物を使用しましょう。
この時の注意点は開けようとしている壁内に電線などが隠れている場合などがあるので気を付けてください。
それと断熱材が入っているのでコアドリルに巻きつきますので、裂いてよけましょう。
もし筋交いが出てきた場合は切ると補強が減少するのでやめておくのが無難です。
この場合は筋交いをさけて開けるか、芯棒だけを外に出して外から開けましょう。
外壁を開ける時は少し勾配(斜め)をつけて開けます。ドレンがスムーズに流れ出る為です。
綺麗に穴を開ける為のコツは、芯棒だけを外に出し、外から穴を開ける事です。
外から穴を開ける事で花が咲いた様に外壁が割れるのを防ぐ為です。
外壁がALC(シポレックス等)の場合は内部の鉄筋も切れるALC用コアドリル65Фを使用してください。
通常のコアドリル65Фでは刃の角度がついているため鉄筋が切れずに刃が欠ける事があります。
くれぐれも壁内の電線、配管等には気を付けてください!